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面接のポイント(Eビザ Essential)

 1. はじめに

  • Eビザの申請には、特殊な技能をもつ専門職(Essential employee)と、管理職/役員(Managerial employee / Executive employee) のカテゴリーがあります。
  • どれに該当するかはサポートレターの1ページ目、1. Summary of the application の "Type of Applicant" でご確認いただけます。

 

2. Essential Employeeとは

  • ビザ審査のガイドラインであるForeign Affairs Manualでは Essential employee を以下のように説明しています。
    • 特別な資格を有する社員が企業の効率的な運営に必要不可欠なサービスを提供する場合にEビザカテゴリーの資格を与えます。従って、社員は特殊技能を有していなくてはならず、また同様にそうした技能が企業に必要とされていなくてはなりません。
    •  “必要不可欠な社員”であるかどうかを決断するには、領事館職員の判断力を駆使する必要があります。決まった定義を機械的に適用する簡潔明瞭な方法ではなく、その性質により、原則的に各事例個々においての特定の事実を評価する必要があります。
    • 申請者には、自身が提供する技能の必要性のみでなく、そうした技能が必要となる期間の長さも申請時に確立する立証責任があります。通常、Eカテゴリーは専門職者用に意図されており、通常の技能を有する人のものではありません。
      • 長期の必要性:雇用主は、製品改良、品質管理の継続展開、もしくはその社員のみが提供できるサービスといった職務に社員が従事する際継続的な必要性を示すことができます。
      • 短期の必要性:社員の目的が事業の立ち上げ或いは事業が新たに開始する活動、もしくは製造、メンテナンス及び修理の職務に雇用される技術者のトレーニング及び監督に関連したものである場合、雇用主はその技能を(一年または二年といった)比較的短い期間のみ必要とするかもしれません。

 

3. Essential employeeの審査のポイント

  • まず申請者の役割が米国拠点にとって必要不可欠かどうかを見ます。特殊技能を有する申請者を派遣することができないといかに困るか、事業にどのような支障がでるのか、なるべく具体的かつ平易な表現を用いてご説明ください。「この人を派遣できないと確かに困る」と領事が実感できるように、具体的な説明があると効果的です。
  • 次に申請者の技能が特殊であるかは以下のポイントを見ています。これらのポイントに準じて、平易な表現を用いてご説明ください。
    • その技能を習得するには、どれぐらいの経験、トレーニング、期間を要するか
    • その技能はすぐには身に付かない高度な専門性が必要なものか
    • その技能を有する人材がアメリカに少ないか(いないか)、現地で採用することが難しいか
    • 技能の特殊性や知識の専門性を反映した給与か

 

4. 領事の質問への対応

  • よくある質問はこちらをご覧ください。
  • 前述の審査のポイントを理解した上で、以下の質問への回答をご準備ください。
    その際サポートレターの記載内容との整合性にご注意ください。

​​​​​​​​​​​​​​Q. あなたは米国でどういった仕事に就くのですか?

A. サポートレターの 4. The applicant's duties at the U.S. enterprise に、米国でのポジションや業務内容が記載されています。実態に合わせて具体的にご説明ください。

Q. 現在はどのような仕事をしていますか?

A. サポートレターの Career History の一番上の項目が現在の職歴になります。米国での業務と照らし合わせ、高度な専門性が必要なことを含め具体的にご説明ください。単なるマシンオペレーターやサポートスタッフは、Essential employee には該当しません。

Q. あなたはどのような essential skill を有していますか?

A. 例)当社が扱っている ** 設備の ** 工程のスペシャリストです。

Q. あなたの技能・知識はどこが特殊なのですか?

A. 例)** 設備の ** 工程は、ほんの少しのずれが製品の完成に大きな影響を及ぼします。緻密な調整作業が必要なため、すぐに習得できるような技術ではありません。

Q. あなたの現地での年収はいくらですか?

A. ** ドルです。(サポートレターの 1. Simmary of the applicationに記載されています)

Q. 就業期間も短いですし、学校で習得した技能でもないようですが、どうやって essential skill を身に付けましたか? あなたより適している日本人スタッフはいないのですか?

A. 例)経験年数だけで言えば短いですが、入社してから一貫して ** の業務に携わっています。今回の米国でのプロジェクトも担当しているため、会社から適任者として選ばれました。また、今回のプロジェクトでは新しい当社固有のシステムも導入しています。新システムについては私が先輩に教えることもあります。若いからこそ柔軟に対応できると自負しています。

Q. あなたを派遣できないと米国拠点の運営にどのような支障が生じますか?

A. 例)プロジェクトが遅延してしまい、顧客に迷惑がかかってしまいます。緻密な作業が必要なため、オンラインミーティングでの指示では限界があります。

Q. あなたの言うskillを有する人はアメリカにもいます。なぜ現地採用ではだめなのですか?

A. 例)日本で設計(製造)している設備のため、この設備と今回のプロジェクトについて深く理解していることが不可欠です。そのため、現地で即戦力の人材を採用することは難しいです。現地のスタッフが新規採用者に指導できるだけの知識と技術を習得すれば、将来的に、現地採用に繋がると思います。

 

5. 一般的な注意事項

  • フレーズは短く、簡潔にお答えください。
  • 面接官が日本語が話せない領事で、伝えたいことが伝わらないと感じた場合、「正確にお伝えしたいので通訳をお願いできますか」とその場で依頼してください。
  • 面接の際メモを見ながら回答はしないでください。回答をそのまま読み上げているとみなされ、メモを取り上げられたことがあります。面接が始まる前に確認する程度にとどめてください。
  • これまでの経験、保有する知識と実績に自信を持ち、堂々と胸を張って面接にお臨みください。